羽毛布団の寿命は何年?買い替え時期や長持ちのコツを解説します。
普段何気なく使っている羽毛布団には、実は寿命があるのをご存知でしょうか。 羽毛布団の寿命は価格や種類によっても異なります。 この記事では、羽毛布団の寿命や買い替えのサイン、長持ちさせるコツなどについて丁寧に解説します。

羽毛布団の寿命は何年?

羽毛布団の寿命は10年~20年と言われています。 しかし、実はこの数字は様々な要因によって大きく左右されます。 ここでは羽毛布団の寿命に関わる要素について解説します。

価格・ブランド

価格やブランドによってその羽毛布団自体の寿命は大きく変わります。 勿論高ければいいというわけではありませんが、高価格の羽毛布団の方が寿命は長くなる傾向にあります。 また、一般的な雑貨メーカーが作っている布団よりも、布団作りの知識と経験が豊富な布団ブランドが作った羽毛布団の方が高品質で長持ちする可能性は高いです。

使っている環境

羽毛布団を使っている環境や使う人も羽毛布団の寿命に大きく影響を与えます。 人は眠っているときにコップ一杯分の汗をかくと言われていますが、その量は人によっても異なるため汗をかきやすい方の方が羽毛布団の劣化は早くなるでしょう。小さいお子さんやペットを飼っている場合も、おねしょや粗相などで羽毛布団の素材が痛んでしまい寿命が早くなってしまうケースが多々あります。 また、羽毛は湿気に弱い素材です。湿気が多い場所で保管したり雨などで濡れてしまうと劣化が早まる原因となります。特に湿気の多い地域では、定期的に乾燥させるなどの日頃のメンテナンスを行いましょう。

羽毛の種類

羽毛の種類によっても寿命は異なります。 成長途中のアヒルやガチョウなどの羽毛が使われている羽毛布団は比較的リーズナブルですが劣化も早いです。 ガチョウの親鳥は希少価値が高いですがその分品質も良いです。アイダ―ダックダウンは「キングオブダウン」とも呼ばれることがあるほど、しっかりとした弾力と保湿性に優れていて、羽毛の種類の中では最高ランクです。その分値段も非常に高価格になりますが、丁寧に扱えば長期間使用することができます。

外側の生地

実は、羽毛だけでなく羽毛布団の外側の生地も羽毛布団の寿命に関係しています。 通気性の高い生地や除菌効果のある羽毛布団を選べば、より長期間使うことができるでしょう。 一方で、触り心地や寝心地に拘った生地を利用している羽毛布団も存在します。例えば、シルクを利用した生地は肌触りが良く高級ですが、湿気がたまりやすいために劣化しやすい特徴もあります。外側の生地に関しては高ければ寿命も長いというわけではないということを押さえておきましょう。

羽毛布団の買い替え時期のサインは?

羽毛布団には、寿命が来たと判断できるポイントがあります。以下で詳しく説明するので、お使いの羽毛布団が当てはまっていないかどうか確認してみてください。

羽毛布団の寿命を延ばすコツは?

敷き布団の寿命には、素材ごとに大まかな目安があります。 以下にまとめてみたので参考にしてみてください。

羽毛のボリューム感が無くなってきた

羽毛は放湿性にも優れているため、湿気を吸ってもまだふんわりと膨らんでくれます。しかし、経年劣化が進むにつれて、水分を放出しにくくなります。 羽毛布団に手を沈めて、ふんわりとした感覚が薄れていると感じたら買い替えのタイミングです。

ずっしりとした重さを感じるようになってきた

羽毛布団は皮脂や汗の汚れを吸っています。 使用年数が増えるごとにこれらも蓄積していくので、ずっしりとした重さを感じるようになるのです。 羽毛布団専用のクリーニングに依頼すれば、ある程度回復することもできますが、使用年数が10年以上になると回復できない場合もあります。重たいまま使い続けると、身体にも負担がかかりますし睡眠の質の低下にもつながるので、布団の買い替えを検討するのがおすすめです。

においが気になる

羽毛布団の匂いが気になってきたら買い替え時です。 人は寝ている間に毎晩コップ1杯分の汗をかくと言われています。布団にしみ込んだ汗や湿気によるカビの匂いが気になり始めた際には新しい羽毛布団の購入やクリーニングを検討しましょう。 使用し続ければ、睡眠環境が悪化するだけでなく、カビによって健康被害が生じる可能性もあります。

羽毛が出てきてしまう

長く羽毛布団を使っていると、羽毛が中から出てきてしまいます。 羽毛布団は通常羽毛が飛び出してこないように加工が為されています。しかし、それでも生地が破けて羽毛が飛び出してきてしまった場合は劣化しているサインです。 見た目ではわからなくても、布団を動かす際に羽毛が何度も飛び出してくるようであれば、リフォームや買い替えをするのがおすすめです。

前よりも暖かくなくなった

羽毛布団は保湿性に優れていて、暖かいのが魅力的です。 しかし、羽毛が劣化すると、空気を溜めこみにくくなり弾力も損なわれていきます。 以前よりも暖かくなくなってきた、と感じたらリフォームや買い替えを検討するとよいでしょう。

羽毛布団の寿命を延ばすコツ

羽毛布団はきちんとお手入れすることで長く使い続けられます。 ここでは、羽毛布団の寿命を延ばすコツについてご紹介します。

布団カバーを付けて使う

布団カバーをつけると、汗や皮脂から羽毛布団を守ることができます。抗菌、消臭効果などがあるカバーや通気性の良いカバーを使えば、生地にかかる負担も抑えることができます。 羽毛布団の中の羽毛はクリーニングに出すと劣化しやすくなりますが、布団カバーをつけることでクリーニングの回数も減らせます。

定期的に干す

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われています。そのままにしておくと、ダニや雑菌が繁殖してしまい、布団のへたりや劣化につながります。そのため月に1~2回、1~2時間程度干しましょう。 ただし、羽毛布団は直射日光を浴びると傷んでしまいます。干すときは陰干しかカバーやシーツをかけて干しましょう。

布団に湿気がこもらないようにする

湿気は羽毛布団の劣化を早める原因の一つです。 湿度の高い場所には保管しないようにしたり、布団乾燥機を使うなどして湿気がこもらないように工夫しましょう。 特に夏場、羽毛布団を押し入れにしまっておく場合には注意が必要です。押し入れは風通しが悪いので、多湿になりにくいです。もし押し入れで保管する場合には、除湿剤や防虫や防カビのアイテムを使ったり、簀子を敷いて羽毛布団が直接押し入れに触れないようにするなどの工夫をしましょう。

適度にクリーニングに出す

羽毛布団は洗濯機で丸洗いができないデリケートな素材です。 そのため、長く使いたい場合は適度にクリーニングに出すと良いでしょう。ただし、クリーニングに出しすぎてしまうと素材や生地が傷む原因にもなってしまいます。目安として5~6年に1回程度、クリーニングに出すのがおすすめです。

おすすめの羽毛布団5選

ここからは、おすすめの羽毛布団をご紹介します。 ぜひ次に買う羽毛布団の参考にしてみてください。

立体羽毛掛けふとん

暖かさを逃がさない立体キルト加工が為された羽毛布団。 柄は全部で4色展開で、表面が綿でできているため破けにくく、吸湿性抜群です。 軽くて包まれるような優しい寝心地を実現してくれます。 URL: https://sanhope-store.com/products/75990?_pos=1&_sid=65c8900d1&_ss=r 

クモリ 羽毛布団 ホワイトダックダウン90%

厳選した羽毛がたっぷり詰めこまれていて、暖かい空間を作ってくれる羽毛布団。 薄めではありますが、吸湿性に優れているためムレにくいです。 分厚い布団が苦手な人やムレにくさを求める方におすすめです。 URL: https://www.amazon.co.jp/%E3%80%90Amazon-co-jp-%E9%99%90%E5%AE%9A%E3%80%91%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%83%AA-Kumori-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B390%EF%BC%85-150X210cm/dp/B08JPX8WH6/ref=sr_1_5?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=kumori%2B%E7%BE%BD%E6%AF%9B%E5%B8%83%E5%9B%A3&qid=1636708721&sr=8-5&tag=mybest_presses_3562-22&th=1 

羽毛布団日本製ドイツ産グース90% 380ダウンパワー

良い羽毛が取れる地帯であるドイツ産の羽毛を90%贅沢に使用した羽毛布団。 普通のアヒルよりも飼育期間が長いホワイトグースの羽毛であるため、へたりた少なく良質で長く使うことができます。 細かいキルトで羽毛の偏りも防いでおり、身体へしっかりフィットしふんわり暖かく使うことができます。少々値段は高めですが、その分長く使うことができるためおすすめです。 URL: https://www.nishikawa-store.com/products/ufge23006 

ニトリ(NITORI) ホワイトダックダウン85% 羽毛布団 ムーンシャンテンN 5617114

ニトリの身体に優しくフィットする羽毛布団。 ホワイトダックダウンを85%使用しており、軽さと暖かさを兼ね備えています。 また、羽毛には抗菌・防臭加工を施しているので長く使い続けられる点も魅力的です。 URL:https://item.rakuten.co.jp/nitori/5617114/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_117_1_10001720 

無印良品 防ダニ羽毛掛ふとん シングルサイズ 150×210cm / 二層式 12093763 白

軽くて暖かく、身体に沿いやすい羽毛布団です。 ダニを通しにくい仕様になっているので衛生的に使い続けられます。 グレーグースの羽毛を使用している上に二層式になっているためたっぷりとしたボリューム感と優れた保温性で冬でも暖かく寝ることができます。 優れたフィット感と保温性を求める方におすすめです。 URL: https://www.amazon.co.jp/dp/B0BGS4PJTB/?ots=1&slotNum=2&imprToken=4cc655bf-dd12-693d-c27&tag=s02a3-22&th=1 

【まとめ】適切にお手入れをして、羽毛布団の寿命を延ばしましょう

いかがだったでしょうか。 この記事では、羽毛布団の寿命や買い替えのサイン、寿命を延ばすコツやおすすめの羽毛布団などについて解説しました。 羽毛布団は普通の布団よりも値が張るからこそ長く使いたいもの。 適切にお手入れを行い、羽毛布団の寿命を延ばしましょう。